感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西澤 隆
4
「百姓仕事が自然をつくる」を読んだときも感じたのだけれど、昔から続く仕事はみな自己完結するものではなく、誰かの仕事が結果として誰かの仕事の種になるというお互い様の集合体なのだとつくづく思う。蜜の元となる花を自ら育てるわけではなかった養蜂家。虫媒花の作物を育てる農家のひと。稲の堆肥として植えられることが多かったれんげ…。ミツバチのまわりにもそういった構図がたくさんあり、それがどんどん変化していく中で無意識だった部分をきちんと考えるひとが出てくる。蜂蜜をめぐいろいろを知る本。身の回りの花を増やしたくなります。2014/07/30