感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フジコ
22
感想を書くのが苦しい。255文字でなんて表せないよ。自分がなる前に、大切な身近な人がなる前に、こうやって出会えて本当に良かったと思う。「認知症の人にはこう接するべき」には当てはまらないのだ。ここには一人ひとりのこれまでの人生から生みだされた一言が詰まっていた。あくまでこれも介護した側からの解釈だということも忘れてはならない。「よかったね」「今が大切だから忘れないよ」この言葉の奥の気持ちが知りたくて。現実に訪れたら「認知症の人」でなく「○○さん」と向き合う気持ちを持って。あなたのキラーパス、受け止めたい。2016/07/23
いの
14
人間関係の基本、コミュニケーションがとれているから声を知ることが出来る。小さな一言に傾聴する心と考える心があるからこそこの本が出来上がったと思う。家族としてプロとしてケアする立場の者は目を向け足をとめる事が重要。誰に対しても変わらずそうでありたい。2017/06/20
ぴょん
12
リアルに、認知症の人が不安や恐怖に思っていることが言葉として表されている。 たしかに、こちらがイライラしていると認知症の人も不穏が強くなるような気がする。 認知症のひとの行動は、ケアする側の態度の合せ鏡と書かれているが。 そのとうりだと思う。2016/01/20
kou
5
感動する言葉もあれば、心に突き刺さる言葉もある・・・ただ突き刺さり方が凄まじく、考えさせられる。自身の陳腐な表現力では、言葉が見つからない。2018/11/19
okatake
3
45人の当時者が発したひとこと。それぞれの人生、それぞれの関わりの中で発せられたひとことは何事にもかえられない核心があります。どんな状況にあっても皆精一杯生きているのです。そのことを忘れずこれからもたくさんの人たちとかかわって、学んでいきたいと思います。2016/02/08