感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
40
同じ会社の支店倉庫同士なのに、まったく違う組織のように見えることがある。ある支店ではすばらしいオーダーピッキングが行われていて、別の支店ではそうではないといった場合だ。標準化とはベストプラクティスを明確化し、どの支店の倉庫でもまったく同じように行われるようにすることだ。標準化はスケールメリットをもたらす。アメリカで最もコストが低いサウスウエスト航空は、その保有するすべての飛行機をボーイング737に統一している。 標準化により、誰もが一定の期待を持てるようになる。2021/05/21
アイロニカ
7
リーン生産方式とはいわゆるトヨタ生産方式と視点を同じくする現場改善の哲学であり、製造業務に偏りがちな論点を物流センターの業務改善に当てはめた本書は大いにありがたい。これまで10冊ほど物流センター関連の本を読んできたが、アメリカ的環境の背景があることを差し引いても、この本が最も読みやすく参照しやすいと感じた。時間とスペースをマネジメントする基本姿勢から、チームとして業務を遂行する上で発揮すべきリーダーシップの重要性など会社で共有していきたい。リーダー不在で作業者全体が疎まれる状況を許してはいけない。2020/06/27
Wachiko05
0
私にとってはシンプルに、知識として知るためには程よく倉庫管理について書かれていた。ではこれを見ながら実践、とするにはもう少し教えてほしい部分があるなと感じた。2019/01/31