内容説明
『あさ/朝』『ゆう/夕』『BLUE MOMENT』『MAGIC HOUR』を生み出した写真家吉村和敏の新しい光と風のメッセージ。心が豊かになれるコーヒーテーブルブック、ついに完成。
著者等紹介
吉村和敏[ヨシムラカズトシ]
1967年、長野県松本市で生れる。県立田川高校卒業後、東京の印刷会社で働く。退社後、1年間のカナダ暮らしをきっかけに写真家としてデビューする。以降、東京を拠点に世界各国、国内各地を巡る旅を続けながら、意欲的な撮影活動を行っている。自ら決めたテーマを長い年月、丹念に取材し、作品集として発表。絵心ある構図で、光や影や風を繊細に捕えた叙情的な作品は人気が高く、定期的に開催している個展には、全国から多くのファンが足を運ぶ。近年は文章にも力を入れ、雑誌の連載やエッセイ集の出版など、表現の幅を広げている。2003年カナダメディア賞大賞受賞。2007年写真協会賞新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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greenish 🌿
36
リゾナーレ八ヶ岳「Book&Cafe」にて読了 ---谷川俊太郎さんの詩集『あさ/朝』『ゆう/夕』の写真も手がけている吉村敏和氏の、光と風の写真集。 いつも側にある見慣れた景色も、地球に降り注ぐ陽の光によって、それは突然に雄弁になります。いつもと変わらぬありふれた時間も、風が運ぶにおいによって、それは劇的な変化をもたらします。吉村さんの切り取る情景を眺めていると、そこに住む人々や動植物の息遣いが聴こえてきそうで、想像や妄想が膨らみます。リビングに数冊の《コーヒーテーブルブック》。我が家にもお迎えしたい。2016/03/15
すみの
24
light光と言えど、自然光もあれば電光もあり、それぞれはまた多種多様に対象の表情を変える。朝陽、夕陽、雲間から射す太陽、陽を浴びて反射する朝露、湖面、飛行機雲、雨雫、波しぶき、粉雪、そして素敵な夜景など。珍しくもないものばかりだが、ハッとさせられるその瞬間に心は何処かに飛んでいきそうになる。2017/05/19
silverlymoon
1
世界は色彩で満ち溢れてると、しみじみ感じてしまう写真集。自然のものも、人工物も、たまらない色とたまらない美しさですわ。2012/07/26