新編大杉栄追想

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新編大杉栄追想

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  • サイズ B40判/ページ数 184p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784990558796
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0295

内容説明

1923年9月―、関東大震災直後、戒厳令下の帝都東京。「三義者暴動」の流言が飛び、実行される陸軍の白色テロ。真相究明を求める大川周明ら左右両翼の思想家たち。社屋を失い、山本実彦社長宅に移した「改造」臨時編集部に、大正一級の言論人、仇討ちを胸に秘める同志らが寄せる、享年38歳の革命児・大杉栄への、胸を打つ鎮魂の書!

目次

大杉君と最後に会うた時(山川均)
ドン底時代の彼(村木源次郎)
かたみの灰皿を前に(安成二郎)
外二名及大杉君の思出(山崎今朝弥)
無鉄砲、強情(和田久太郎)
可愛い男大杉栄(賀川豊彦)
飯の喰えない奴(岩佐作太郎)
小児のような男(堀保子)
第三者から見た大杉(内田魯庵)
殺さるる前日の大杉君夫妻(松下芳男)
印象二三(土岐善麿)
大杉君の半面(近藤憲二)
善き人なりし大杉君(馬場孤蝶)
追憶断片(宮島資夫)
回顧(有島生馬)
一等俳優(久米正雄)

著者等紹介

大杉豊[オオスギユタカ]
1939年、横浜市生まれ。大杉栄が殺された当日に訪ねた弟が父であり、そこで生まれた。東京都立大学社会学科卒業。東京放送(TBS)入社、調査・営業・編成部門を経て定年退職。東放学園専門学校・常磐大学国際学部講師

山川均[ヤマカワヒトシ]
1880~1958年。倉敷市生まれ。明治から昭和にかけての社会主義運動者。第1次共産党結成に参加。のちに労農派を形成して共産党と対抗、労農派マルクス主義の理論的支柱となる。31年以後は専ら評論活動。戦後は社会主義協会を結成し、左派社会党を支援した

賀川豊彦[カガワトヨヒコ]
1888~1960年。神戸市生まれ。米国プリンストン大学、同神学校に留学。帰国後、友愛会に参加、関西労働同盟会理事長となり、労働運動に活躍。やがて生活協同組合運動、農民運動に転じ、戦後は社会党結成に参加

内田魯庵[ウチダロアン]
1868~1929年。東京都台東区生まれ。小説家デビューののち、『罪と罰』などの翻訳も刊行、評論家としても活躍する。01年、丸善書籍部門の顧問になり、同社のPR誌『學鐙』の編集に晩年まで携わる

有島生馬[アリシマイクマ]
1882~1974年。横浜市生まれ。洋行5年の間に伊・仏で美術を学び、セザンヌに傾倒する。帰国後『白樺』の同人となり、創作集『蝙蝠の如く』などを発表。14年、二科会を創立。大正期後半から次第に画業に専念。64年、文化功労者になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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古古古古古米そっくりおじさん・寺

60
山田風太郎が、あと10年寿命をあげたかった人物の1人に数えた大杉栄。その大杉が伊藤野枝、甥っ子橘宗一と共に甘粕正彦に殺されたのちに友人知人が回想した文集。私は歴史上の人物の、こうした回想されたスケッチのようなものが好きである。歴史に果たした仕事以上に、どんな隣人であったか。当たり前だが、読んでみると必ずしも良い所ばかりではないのは当然である。読んでいて気にくわない点もあるが、アナキスト特有の良い雰囲気もある。読了後すぐにレビューしなかったので、忘れた部分も多いが、楽しく読んだのは記憶している。2021/06/02

澤水月

6
1923/9虐殺、「改造」11月号掲載の生々しさ。親交のあった者のみならず葉山日陰茶屋事件で伊藤野枝を殴り断絶していた人物や「恨みはあったが憎しみはない」「張り合いがなくなった」前妻(言葉通り何と翌年亡くなってしまう!)、前日会った人など様々に思いを寄せる。伏せ字だらけなのも恐ろしい。尾行警察を時々アゴで使ったり馴れ合ってた様も見受けられ興味深い、原敬暗殺号外を買いにいかせたり遊郭で女といるところに火事を報せに来たり。子供を溺愛する様子など、歴史上の人物でなくつい昨日まで生きていた者のように感じさせる。2013/09/21

門哉 彗遙

2
もし大杉栄が殺されなかったら、なんか考えても仕方ないが、1世紀も後の僕でさえも悔しくて仕方ない。2021/12/05

あまたあるほし

2
これは面白い。特に大杉の金にまつわる話は人によって見方が違い余計に愉快だ2013/09/21

Kato Seiya

1
大杉栄の自伝や伝記より大杉栄の人となりが分かる名著。2013/11/30

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