感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
朝野まど
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演劇には三種類あると書かれている。まず一つ目が、演劇をシステムから考える平田オリザらの大文字のシアター。そして、従来の演劇からは”ずらし”を入れ、個々で新しい演劇を探求する小文字のシアター。最後に、もう劇場はいいや、と外に出て演劇の公共性、社会との接続を実行する団体。チェルフィッチュや、高山明さんなど。小劇場界隈のお客さんが知り合い、家族、同業者と並ぶのに対して、公共性を求める団体のもとには社会学者、批評家、そして一般人、と”社会”の声が集まっている。では、この現実を見たとき、道化は、だれだ。2012/07/27