著者等紹介
メルヴィル,ハーマン[メルヴィル,ハーマン][Melville,Herman]
1819年、獨立戰爭以來の名門の子弟としてニューヨークに生れるが、十代半ばの頃輸入商だった父が破産、生活のため船員となって商船、捕鯨船、軍鑑等に乘り組み、廣く世界の海を知る。歸國後、1846年、ポリネシアの食人種の村に滯在した經験を描いた處女作『タイピー』が評判となり、本格的な作家活動に入る。1850年、『緋文字』の作者ナサニエル・ホーソーンと出逢って大きな影響を受け、『モービー・ディック』や『ピエール』など意慾作を次々に發表するが、世の自明の理を徹底的に疑ふ難解な作風ゆゑに、次第に讀者を遠ざけるに至る
留守晴夫[ルスハルオ]
昭和23年(1948年)宮城縣仙臺市生。昭和46年早稻田大學第一政經學部政治學科卒業。昭和52年早稻田大學文學研究科英文科博士課程中退。平成21年3月迄早稻田大學文學學術院教授(アメリカ文學専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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