目次
1 ヘルスコミュニケーションとは!?(脅しのEPPM理論―危機感をつのらせて、うまく行動変容できるときとは?)
2 ヘルスコミュニケーションによく使われる理論や概念(行動変容のステージモデル―あせらず、段階を踏んで口説いていこう;社会認知理論―個人、環境、行動の関係とは? ほか)
3 ヘルスコミュニケーションの理論や概念の現場における応用(育児不安を抱え、児童虐待に発展しないか心配な母親とのコミュニケーションのとり方に悩んでいます。どのようなアプローチをすればよいのでしょうか?;独自の介護観のせいで、専門職の助言をほとんど受け入れない介護者のケースに、どう対応したらよいのでしょうか? ほか)
4 人々の健康に関わる第一人者から学ぶ「誇り」(インタビュー ドン・ナットビーム氏、サウサンプトン大学副総長―ヘルスコミュニケーションにおいて重要なことは、エビデンスの普及とパブリックオピニオンの拡大;インタビュー マイケル・マーモット卿、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ疫学公衆衛生学講座教授―研究に専念するだけでなく、「格差問題に取り組むことが任務である」という意識を持つことも重要 ほか)
著者等紹介
蝦名玲子[エビナリョウコ]
健康社会学者・博士(保健学)。ヘルスコミュニケーションスペシャリスト。日本公衆衛生学会認定専門家。米国ミシガン州立大学卒業後、ミシガン州立大学大学院にて修士号(コミュニケーション学)、東京大学大学院医学系研究科にて博士号(保健学)を取得。国立医療・病院管理研究所(現国立保健医療科学院)、日本訪問看護振興財団、大阪府立健康科学センター(現大阪がん循環器病予防センター)を経て、2002年に、ヘルスコミュニケーションと健康社会学の研究と教育に特化した会社グローバルヘルスコミュニケーションズを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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