内容説明
その凝り性な性格ゆえ、医療業界内で「中医協を誰よりも詳細に報じる男」として知られる著者が、2010年度改定の議論の模様を追いながら、その裏に隠れている本当の問題点に迫った入魂の一作。
目次
第1章 中医協へようこそ(従順な傍聴者たち;厚労省に忠実な公益委員 ほか)
第2章 中医協は何のためにあるのか(「上部組織」あり;診療報酬で医療機関を誘導 ほか)
第3章 これが厚労省のやり方だ(餌撒いてハシゴ外す;従わなければ脅す ほか)
第4章 中医協は変わるのか(政権交代後の新体制;厚労省主導は変わらず ほか)
第5章 議論すべきは何か(医療崩壊を阻止できるか;厚労省は必要なのか ほか)
著者等紹介
新井裕充[アライヒロミツ]
ロハス・メディカル論説委員。1967年埼玉県生まれ。1990年、中央大学法学部卒。埼玉新聞の社会部記者として事件・事故、裁判報道などを担当した後、法律関連書籍の企画、編集に従事。2003年、民間企業の法務部で契約審査、紛争処理、内部監査などの業務を担当した後、医療専門誌などの記者を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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