感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あや
14
上田風子さんの挿し絵に惹かれて手に取ったのですが、影追いの街の不思議な魅力にどんどんひきこまれました。いつの間にかたどりつく、影のない世界、そるが影追いの街。影追いの街についての100の事柄について記されたこの本、不思議な世界観。優しいようで、鋭いような。鋭いようで優しいような。そんな、不思議な感覚に陥る。いちばん好きなのは八十四の忘れ物。忘れ物には意味がある。読みかけの本はあなたが好きだということ。なんて素敵な忘れ物なんでしょう。自分の影を踏みながら歩いてたら、いつかたどり着くでしょうか。2013/03/28
HANA
11
上田風子のイラストに惹かれて購入。文章の方も秘密を売る店とか自分の人生が置いてある図書館等、不思議な都市の肖像が楽しめた。本全体の瀟洒な作りが非常に気に入る。2011/09/27
けよ
3
☆ 高柳誠の『都市の肖像』をちょっと思い出した。共通しているのは、突き放した視線と設定を羅列したような書き方だろうか。奇妙な街を俯瞰しているようで面白い。
ハシバミ
2
大事に大事に、ゆっくりと味わって読みました。影追い街の100の物語。ふとした瞬間に迷い込んでしまいそうな不思議な世界観に魅せられました。2015/01/18
春木
1
影追いの街。本当に、そんな不思議な街があって、そこに迷い混んだような気分になりました。2016/12/06
