内容説明
日本人として知っておきたい、家紋の意味とルーツがわかる! 見れば見るほど面白くて美しい、家紋デザイン3300点以上を収録した充実の一冊です。本書では、家紋を「植物」「動物」「鳥」「虫」などのモチーフごとに分類し、その「意匠(モチーフとデザイン)」と「由来(モチーフにされた理由と、その紋を使用した主な氏族)」について、詳しく紹介。日本に「家紋」という文化が広まるようになった時代背景については1章で詳しく解説。公家・武家・庶民の家紋デザインの移り変わりや、各都道府県別の代表的な家紋一覧なども掲載されているので、家紋についての知識がぐっと深まります!さらに、「徳川家と葵」「菊と宮家」「百足衆と呼ばれた猛者たち」「真田氏の六連銭」などの家紋にまつわるコラムが、あなたの知的好奇心を満たします!「富士山」「知恵の輪」「雪の結晶」「土星」など、ユニークなデザインも、ふんだんに掲載。奥深い家紋の世界へようこそ!
目次
第1章 家紋の成り立ち(家紋ができるまで 公家・武家・庶民と家紋 家紋の変化―装飾家紋 家紋の伝わり方)
第2章 家紋デザインの変遷(家紋デザイン・パターン 囲みと装飾のデザイン)
第3章 家紋デザイン図鑑
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めぐみこ
3
たくさんの家紋が載っていて、眺めているだけでも楽しい。デザイン集みたいだ。公家の紋の特徴は優美さと縁起の良さ、武士の紋の特徴は武運をかけたものになる、というのは納得しかない。社章や校章や市町村章などが家紋のアレンジというのも、言われてみればなるほどなぁ。室町時代に500種ほどだったのが、現在1万種以上と聞くと、増殖ぶりに驚かされる。2019/07/12
Aoki
1
これは面白い!家紋て3300点以上もバリエーションがあるなんて。そのモチーフも植物、鳥はいうまでもなく、動物には蟹、猿、蝙蝠なんてものまで。それらの意匠と由来は、日本の歴史そのもの。なんてユニークな文化。しかも図案化されたそれらのシンプルで複雑で美しいデザインの多様性に目眩すら感じる。2013/01/06