内容説明
諧謔と諷刺に抒情をないまぜた詩文が十五世紀のパリの生活を歌う。堀越孝一版「ヴィヨン遺言詩注釈『遺言の歌』」は三巻に分かれ、本巻には最終第一八六節までと掉尾のバラッドを収める。
目次
遺言の歌(下)
遺言の歌(下)注釈(ひとーつ、グリニーの領主だが、やつには―一三六節;チボー?ちがった、ジャンって名だ―一三七節;丁子を一篭だ、いえね、ジャン・ドゥ・ルエんとこから―一三八節から一三九節のあとのバラッドまで;ひとーつ、ジャン・ペルドゥレどのにはだ―一四〇節から一四一節のあとの「毒舌のバラッド」まで;フラン・グンチェに異議ありのバラッド―一四二節から一四三節のあとのバラッドまで;それがパリ女のさえずりにはかなわない―一四四節とパリ女のバラッド;ひとーつ、モンメルトゥルって山のモンに―一四五節と一四六節;なんせ、のこらずお女中衆にあげちゃった―一四七節から一四九節まで;ひとーつ、そこでグロッス・マルゴに―一五〇節とグロッス・マルゴのバラッド;ひとーつ、マリオン・リドールと、リドール?―一五一節から一五四節まで ほか)
著者等紹介
堀越孝一[ホリコシコウイチ]
1933年東京生まれ。1956年東京大学西洋史学科卒業。同大大学院で故堀米庸三教授に師事。現在、学習院大学文学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。