感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
R子
11
官能的な妖しさと獰猛さが湛えられた詩だ。タイトル表記を“虜(とら)われ”としているのも作品に合っている。「閨房(ねや)のなか、」に続くイメージの連なりが、夜の時間の濃密さを感じさせた。解題で邦訳の限界について触れられており、対訳のフランス語を読めないことが悔しい。山下陽子さんの挿画表現がこわくて美しくて素敵。溶け合い呑まれていくさまに見惚れた。2023/10/07
ふゆきち
1
著者自らの指名とあって、挿画との相性が抜群です。本そのものも美しい。せっかくの対訳ですけど、フランス語は読めないのがもどかしい。2022/03/25
まんだむ
1
ナディーヌ・リボーのコラージュ集は京都で手に入れていたので、こちらも気になったので買いました。閨房のなかでの一夜を詩に閉じ込めてあって、ラストのシーンがとても好き。フランス語も読めるようになりたいなあ2017/02/27