内容説明
本書は、年齢(あるいは月齢)だけを基準にした発達のとらえ方を見直すために、研究データ示唆する意味、他の子どもと比較することはあまり意味がないとする根拠などを、事例と心理学の理論を交えながら論じている。つまり、子育てに悩んで専門機関に相談する前に、その悩みが思い込みや誤解によるものではなかったかを確認するためにまとめたものである。
目次
序章 子育てに悩みはつきものだが…
第1章 「よその子はできるのに、うちの子は…」と悩んでいませんか?
第2章 育児書を読んで悩んだことはないですか?
第3章 なぜ年齢は発達の基準とならないのか?
第4章 今はできなくても成長しています
第5章 数字は数字、わが子はわが子
第6章 年齢だけでは何もわかりません
第7章 代表的な発達理論とその限界
終章 子どもの発達と発達理論のあり方を考える
著者等紹介
吉村斉[ヨシムラヒトシ]
高知学園短期大学講師。1970年宮崎県生まれ。1994年埼玉大学大学院教育学研究科修士課程修了。専門領域は教育心理学、発達心理学
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