いい会社をつくりましょう。

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いい会社をつくりましょう。

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784990085872
  • NDC分類 335.04
  • Cコード C0034

内容説明

「いい会社」とは、単に経営上の数字が良いというだけでなく、会社をとりまく総ての人々が、日常会話の中で「いい会社だね」と言ってくださるような会社のことです。「いい会社」は自分たちを含め、総ての人々をハッピーにします。そこに、「いい会社」をつくる真の意味があるのです。

目次

はしがき いい会社をつくりましょう。―後輩に伝える経営理念
プロローグ(働ける、それだけでありがたい;自分の仕事を天職と信ずること ほか)
第1章 目的と手段(運をつかむ;目的と手段をとり違えない ほか)
第2章 自然体経営(末広がりの八の字経営;成長は必ずしも善ではない ほか)
第3章 開発型企業として“種まき”を(相場商品に三つの安定を;海外にも信頼できるパートナーを ほか)
第4章 モラール経営(最良の合理化は「モラールアップ」;モラルとモラールは連動する ほか)
第5章 「かんてんぱぱガーデン」に込めたこころ(快適な職場環境のために最大限の投資を;「かんてんぱぱガーデン」構想の誕生 ほか)
エピローグ 学ぶ目的

著者等紹介

塚越寛[ツカコシヒロシ]
1937(昭和12)年、長野県駒ケ根市生まれ。58(昭和33)年、伊那食品工業株式会社に入社。83(昭和58)年、代表取締役社長に就任。90(平成2)年、日本寒天工業協同組合理事長に就任。95(平成7)年、科学技術庁長官賞(科学技術振興功績者表彰)、96(平成8)年、農林水産大臣賞(リサイクル推進協議会)、黄綬褒章を受章。2002(平成14)年には、わが国の産業と地域社会の発展に大きく貢献した、中堅・中小企業の優れた経営者を表彰する「優秀経営者顕彰制度」の最高賞「最優秀経営者賞」(日刊工業新聞社)を受賞。相場商品だった寒天の安定供給体制を確立し、医薬・バイオ・介護食などに新たな市場開拓。58年の会社設立から46年間連続の増収増益を達成。財務内容および理念と実績、将来性などが総合的に高く評価されている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

baboocon

17
「日本でいちばん大切にしたい会社」でも紹介された伊那食品工業の塚越会長の経営論。急成長を自ら避け、ゆっくりと確実に成長していく経営を実践し実際に48年連続増収増益という驚異的な記録を残した同社。先日読んだ「SMALL GIANTS」を米国版「日本でいちばん大切にしたい会社」とするなら、「伊那食」はまさに日本版「SMALL GIANTS」と言える。従業員や取引先、顧客そして地域と全てのかかわりを持つ人々の幸福を目指す塚越会長の経営理念は究極の理想論かも知れないが、(続く)2011/12/25

謙信公

11
著者は尊敬する経営者の一人。伊那食品工業は「いい会社をつくりましょう」を社是に掲げ、緩やかな末広がりの成長を描く。会社の目的、価値は永続することであり、利益も成長もそのための手段とする。着実な低成長を年輪のように重ねて永続することで、会社にかかわる人々が幸せになり、社会に貢献できる。幸せを感じている社員は働くことをおしまず、社会人としても正しい行動をするようになる。モラール(志気、やる気)とモラル(道徳意識)は連動する。会社運営としては当たり前のことだが、中々できるものではない。少しでも近づきたいものだ。2021/07/12

レインマン

9
かんてんぱぱで有名な伊那食品工業の社長が書いた経営論の本。経営理念に関する基本的なことに書いてある。 目的と手段を履き違えないこと、目先の利益に目を向けず長期的な視野に立って経営する。従業員や顧客の幸福を追求する。当たり前のことだけど実践できる姿勢はなかなかあるものじゃない。 急激な変化はいい方向でもよくない、日々の積み重ねこそが一番大事なのだろう。2019/03/27

hiro

8
会社の目的は社員の幸福な理想郷づくりという伊那食品工業塚越社長の経営理念の本。最初に二宮尊徳が出てきて古臭いなと思ったが、決してそのようなことはなく、特に3月11日以降、あの電力会社も焼肉店も、塚越社長のような経営理念で経営をしていれば、今のようになっていなかったと思わせる本である。また、この会社の社員は、スーパー等の駐車場ではお年寄りたち等のことを考え、店から一番離れたところに車を止めると書かれています。いい会社は経営者だけでなく、このような社員たちが作り上げるのだと思い知らされた本だった。2011/05/29

6
07年にグッドカンパニー大賞の最高賞を受賞した伊那食品工業株式会社の社長である塚越さんの本。塚越さんは、「利益も成長も会社の目的ではなく、より良い世の中にするための手段である」という考えをもとに、社員の幸せを第一に経営している。これだけ読むと単なる夢物語や偽善だと受け取る方もいるだろうが、この本ではそのための会社の運営方法が具体的に紹介されていてとても分かりやすい。人の「本来のあるべき姿」を大事にする企業が日本に存在していることを知り、私までも幸せな気持ちになった。目先の利益を追い求めるのではなく、長期的2013/05/15

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