1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空の落下地点。
1
ゴーストなのは過去と未来だけ。レベッカの方が世間に流されずに求めてるものに忠実。女同士で生きてくというレベッカの提案を、イーニドは断る。それは、イーニドが世間の目を恐れてるから。初恋を大事にする気持ちや進学意志を隠すのも、不真面目な男嫌いというイメージを守りたいから。女の子のままでいることがレベッカのありのままなら、そっちの方が健全。カッコつけるのもぶりっ子の内だと昔、名も知らない芸人さんが言ってたのを思い出す。イーニドに憧れなくなったレベッカが素敵な女性になった。自分の人生を生きるのは、大人でも難しい。2021/12/13
緑虫@漫画
1
★★★☆2017/01/05
モスラ
0
バカで残酷だから平気でひとを傷つける。自分たちだけが宇宙一物知りでなんでもわかっているからまわりを見下す。読んでいるのが耐えがたいほどの傲岸不遜な青春。そんなふたりが成長するにつれてだんだん違う人生を歩んでいく物語。大人に近づくと子どものときの目線では世界が見えなくなる。大人になれない子どもはネバーランドをさがして永遠に彷徨う――映画は未見だが結末がちがうとのことでそちらも楽しみ。2023/11/26