鉄道が創りあげた世界都市・東京

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  • サイズ A5判/ページ数 328p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784990073169
  • NDC分類 686.213
  • Cコード C3065

内容説明

鉄道システムと都市開発との相互作用に着目。これからの都市の再構築は如何にあるべきか。

目次

東京:都市の成果は鉄道に因る、鉄道の成功は都市に因る
第1章 比類無きトランジット・メトロポリス東京(鉄道が支える東京;パリを凌ぐトランジット・メトロポリス東京;鉄道が創りあげた東京;日本型TODの展開;輝ける郊外から輝きを失った郊外へ)
第2章 東京の都市化と鉄道網の形成(都市化と鉄道・道路網形成の時間的関係;都市鉄道の発達とその背景;東急電鉄の鉄道網の発達とその背景;地下鉄網の発達とその背景)
第3章 鉄道整備と一体の都市開発(都市交通施設整備と都市開発;鉄道ターミナルの形成―多心型の都市構造;多心型の都市構造の実現を求めて(池田講演)
民間鉄道による郊外開発
国鉄・JRによるターミナル開発)
第4章 持続可能なトランジット・メトロポリス東京(日本型TOD概念の総括と再点検;交通条件を加味した東京都市圏の将来人口予測;持続可能なトランジット・メトロポリス東京に向けたキーコンセプト;トランジット・メトロポリス再構築に向けた検証ノート)
第5章 座談会:トランジットコリドーが導く都市再生

著者等紹介

矢島隆[ヤジマタカシ]
1967年東京大学工学部都市工学科卒業、建設省入省。1971年マサチューセッツ工科大学大学院修士課程修了。1989年建設省都市局都市交通調査室長。1992年同区画整理課長。1995年建設省大臣官房技術審議官(都市局担当)。1997年帝都高速度交通営団理事。2003年財団法人計量計画研究所常務理事。2010年一般財団法人計量計画研究所シニアフェロー。工学博士、日本大学客員教授、元日本都市計画学会副会長

家田仁[イエダヒトシ]
1978年東京大学工学部土木学科卒業、日本国有鉄道入社。1984年東京大学助手。1995年東京大学教授(工学系研究科社会基盤学専攻)。西ドイツ航空宇宙研究所客員研究員、フィリピン大学客員教授、中国精華大学客員教授、国土交通省社会資本整備審議会委員、交通政策審議会委員、国土審議会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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yo-co

1
駅と都市の関係について書かれている本の中で良書だと思う。東京の都市開発はもともとTOD 型の開発になっているとは漠然と思っていたが、そのことについての研究会があるとは思わなかった。2015/03/27

こうぴー

0
鉄道のポテンシャルについて深く言及する本は少ないがこの本はそれについてよく語っている。鉄道がすべてを解決するとは思わないが可能性を過小評価すべきでないとは思う。2021/03/12

こうぴー

0
鉄道の研究者は多くないが、その中でも著名な家田先生の本を読みたくて手に取った一冊。鉄道と都市の関係やTODについて述べている本は案外少なく、再度精読してみたい。2019/09/20

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