徴兵体験 百人百話

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徴兵体験 百人百話

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784990064563
  • NDC分類 916
  • Cコード C0021

内容説明

山形県置賜地区から戦争に行った百十人、戦場の最前線を経験した証言。教科書だけではわからない、戦争の一断面。

目次

山口富一郎―練習と同じように、早く敵に野砲ぶってみたいと思っていた。
古畑定雄―命令一本で生きるか死ぬかの毎日。それが紙一枚と銀杯と時計をもらっただけよ。
上原武雄―軍刀を持っていると迷惑がかかると言われて交番へ持って行った。
高山丹寿―石鹸とタバコをお湯に溶かして飲んで、わざと下痢して、入院する人もいた。
佐野和多留―食えそうな物は何でも口に入れた。火を使うと知られるから、全部生で食った。
小林幸二郎―これはもう死ぬなと思った時は、必ず母親の顔が目に浮かんだ。
塚田米蔵―ソ連兵と組んでトラックで野菜かっぱらってきて料理した。
黒沢洋助―先の見えない毎日だった。食うことで精一杯だった。
鈴木豊次―目覚めたら隣の兵隊、豚小屋の材木が首に当たって死んでいた。
小貫幸太郎―赤紙来た時、丈夫な体だったら海の中で魚のエサになっていた。〔ほか〕

著者等紹介

阪野吉平[サカノキチヘイ]
1935年山形県東置賜郡川西町中郡生まれ。1956年山形県立農業講習所(現・県立農業大)卒業。同年、地元農業協同組合へ就職し34年間勤務。タウン誌などに写真日記の連載を多く手がけ、人物、花、山岳などをテーマとした個展開催は40回以上。県展連続入選。写真集として『古田歌舞伎―無形文化財指定山形県小国町沖庭小五年生の記録』(財団法人松坂世紀記念財団褒賞)そのほかの著作物がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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CTC

8
15年8月、17出版刊。初出は米沢新聞の02年〜翌年の連載。山形の置賜地区(米沢含む県の南部内陸部)から出征した110人の話を、ひとり2ページ・近影入りで纏めたもの。但しこの聞き慣れぬ版元は兵庫県神戸市在。 さて体験談は生年順に収録されており、驚くべきは明治38年生まれの方を筆頭に昭和5年生まれの方までを収録していること。実に27年の幅がある。先の大戦を“15年戦争”と捉えると不思議ではないのだが、前半の方は何度も召集/除隊されているし、110番目の方は…14歳で入営(この方の場合は“志願”だが)と。2016/08/02

高木正雄

5
関東軍や南方の部隊にいた方はやはり大変な苦労をされたようだ。しかし中国にいた方などは楽しかったようなところもあり、NHKなどにありがちな紋切り型の戦争体験ではない。特に気になったのは7の金日成の足の指が凍傷で失くなった話と周恩来に助けられた話、45の蒋介石から勲章をもらった話。やはりみなさん話せないことも多いようだが気になる。巡洋艦利根の話は調べたらわかる2024/12/16

Arte

3
2002年に110人に戦争体験を聞き取り、短くまとめた書。散々聞かされた奥さんや子供に、もうその話は聞きたくない、と言われているのに、物好きだなあ、と聞かせてくれたらしいが、「行った人じゃないと分からん」「その時の話は(とてもここでは)できない」「最近の政治は…」&割とどうでもいい自慢話が挟まる、個人名だらけの話を聞かされたら、そりゃ嫌になるわ、ということがよく分かった。2024/12/22

rinpei

2
淡々と、わずか一人2ページの体験談。70年以上の時間の経過の果て、生々しさがずいぶん乾いた記憶になっているようだ。それを受け継ぐ我々は想像力でカバーしなければいけないのだろうけど・・・。2016/02/14

美代

1
飲み屋で聞くような与太話が何本も入ってる。本でこういう話を読むのは好きだ。本は脂ぎった手で肩抱いてきたりしないから。2025/02/03

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