内容説明
ジブリ作品や日本のアニメーションの名作を作った人々。名場面の制作エピソードで綴るアニメーションの青春。
目次
近藤喜文
小田部羊一
奥山玲子
大塚康生
森康二
大工原章
著者等紹介
叶精二[カノウセイジ]
映像研究家。「『もののけ姫』を読み解く」「『千と千尋の神隠し』を読む40の目」など多くの特集誌でメインライターを務める。2002年度より亜細亜大学客員講師。高畑勲・宮崎駿作品研究所代表
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
富士さん
3
今では亡くなった方もおり、このタイミングでこのような貴重な証言をまとめられた著者は素晴らしい仕事をされました。歴史を塗り替えるような新たな証言があるわけではないですが、他の資料と組み合わせれば思わぬ発見がありそうです。このような伝記的作品が後代の著述と根本的に違うところは、直接的に何を語っているかはそこまで重要でないことだと思います。真の価値は、証言の端々から読み取れる当事者としての感覚や常識であり、そこに発見の可能性があるのです。本書はそんな部分をちゃんと残してまとめられており、とても“使え”ます。2014/04/30
奥様
1
日本のアニメを築いたアニメーターさんに焦点を当てた珍しい本。著者が宮崎駿関連の方なので東映の流れを汲むアニメーターさんが中心ですが、時代を切り開き、動く事、演技する事がアニメーションだとするならば、的確な人選だと思います。大工原章、森康二、大塚康生、奥山玲子、小田部羊一、近藤喜文の功績とエピソード。日本のアニメといったら真っ先に宮崎駿があがる昨今、こんな貴重な文献があるとは本当に驚きです。出来るならシリーズ化してもっと多くのアニメーターさんを紹介して欲しいです。先人達の想いに目頭があつくなる箇所も。2012/04/03
もこ
0
私が知らないだけで素晴らしい作品をつくった方、携わっている方はたくさんいらっしゃるんだと知りました。 とてもよかったです。2013/02/06
水ホ
0
なぜか二回くらい泣いた。2011/06/02
komeri
0
図書館本:彼らのおかげで、現在のアニメーションがあるのだな~っと、思いました。2009/11/23