内容説明
格闘技界注目の山田理論の集大成。太極拳はなぜユックリ動くのか?どうすれば戦えるのか?空手はなぜ基本と実戦が違うのか?空手の型は使えるのか?合気道は実戦武道なのか?最強の格闘技とは何なのか?―これまで未解決だった格闘技界の謎を、やる側の格闘技雑誌編集長・山田英司が自らの格闘技経験と新理論で始めて明かにする武術の構造。太極拳修行者だけでなく、あらゆる武術、格闘技修行者へ向けての、達人への階梯を示した極意書でもある。
目次
第1テーマ 格闘技と武術どちらが強い?(伝統武術の迷宮;伝統と対峙する実戦空手 ほか)
第2テーマ 伝統武術の真髄強くなる理論(攻脈線の発見;接触して、点、線、面へ展開 ほか)
第3テーマ 太極拳で強くなるための実際(単推手;順圏と逆圏;纏臂推手)
第4テーマ 太極拳の実用性を今日に甦らせるために(単球門体の受け;アダプターテクニック(左ジャブの受け;ワンツーの受け;フックの受け;パンチと蹴りの受け)
発勁をともなう崩し)
著者等紹介
山田英司[ヤマダエイジ]
昭和30年、東京生まれ。私立開成高校卒。早稲田大学教育学部中退。月刊「フルコンタクトKARATE」、月刊「格闘Kマガジン」、月刊「BUDO‐RA」などを創刊させ、やる側の編集長として格闘技界では有名。武術は小学校の剣道から始まり、高校時代に中国武術や空手を学び、大学では日本拳法部に所属。昭和50年、早大に日本初の中国武術のクラブ「東洋古武道研究会」(後に中国武術研究会に改名)を創立し、初代主将をつとめる。その後、各種中国武術(台湾系、大陸系)を学ぶが、実戦性に疑問を抱き、自ら新空手(34歳の最高齢で3回戦進出。敢闘賞受賞)やムエタイ(37歳の時に元ラジャ2位と対戦し、2RTKO敗け)に挑むなど、理論と実践を平行して追及。現在は、その成果を池袋ボディプラントにて公開指導を行っている
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