機甲天使ガブリエル

宮武 一貴/加藤 直之【著】

ラピュータ（2008/11発売）

• サイズ B5判／ページ数 207p／高さ 26cm
• 商品コード 9784947752840
• NDC分類 726.5
• Cコード C0079

目次

ＲＥスーツ＆ＶＡＲＥシステム（ＲＥ‐ＳＵＩＴ；パワードスーツの世界観　ほか）
バリエーション（中量級スーツ―インナーフレーム；ＲＥスーツへの迷い路　ほか）
ＲＩＤＥシステム（ＲＵＮＮＥＲ；ＮＯＡ軍ＲＩＤＥシステム　ほか）
プレゼンテーション（「ガブリエル」の試作モデル群；証言リポート　ほか）
ＲＥスーツ特別対談　加藤直之×河森正治　２１世紀型ＲＥスーツの創造

著者等紹介

宮武一貴［ミヤタケカズタカ］
１９４９年生まれ。神奈川県横須賀市出身。メカニックデザイナー、イラストレーター、コンセプトデザイナー。スタジオぬえ創設者の１人で、スタジオぬえ所属。日本のメカニックデザイナー職を確立した草分け的存在。『マクロス』シリーズをはじめ、『宇宙戦艦ヤマト』『さらば宇宙戦艦ヤマト　愛の戦士たち』（アンドロメダ）や劇場版『銀河鉄道９９９』（アルカディア号）の宇宙艦艇デザインなど、ＳＦアニメのメカニックデザインをはじめＳＦ関連のイラストを多数手がけ、透視図解イラストの分野でも第一人者として活躍。近年は、作品の世界観全体を創造するコンセプトデザイナーとして高い評価を得る

加藤直之［カトウナオユキ］
１９５２年生まれ。静岡県浜松市出身。ＳＦ画家・イラストレーター。日本のＳＦアート分野の第一人者。日本ＳＦ作家クラブ会員。スタジオぬえ所属。スタジオぬえ創設者の１人で、１９７４年商業誌デビュー。同年早川ＳＦコンテスト・アート部門１位入賞を期に「ＳＦマガジン」（早川書房）などＳＦ関連の表紙絵・挿絵を描き始める。日本ＳＦ大会（１９７９年第１８回、２００８年第３９回）にて星雲賞（アート部門）受賞。ワールドコン２００７（世界ＳＦ大会・横浜）のアートショーで「ベストアーティスト」の１人に選ばれる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[詩 音像（utaotozo）]

絶版入手不可につき、図書館に検索依頼、県境を越えて往復の送料負担という条件で他館より借り入れ。80年代なかばにアニメキャラでもなく、スタジオぬえの宮武一貴がデザインしたリアルなパワードスーツを玩具化するという、夢のような幻の企画。試作品まで作られて「実物」まで出来上がっていたのには驚き。企画書の設定画から、加藤直之がカラーイラストを描き下ろし、ページ上のサイズが玩具と同じ大きさ（1/12設定）になるようレイアウトされている。「宇宙の戦士」のデザイン秘話や「終わりなき戦い」のパワードスーツの考察も興味深い。

2017/04/30

[ichi]

【図書館】

2011/09/04

[とんび]

この企画、めちゃめちゃ期待してて2000年ぐらいまでは「いつ出るんだろう」と本気で思ってた。技術的に無理だっただけで企画自体がポシャるとは全然思ってなかったので、そのうち出ると。人体をパーツ的に使うコンセプトが非常に面白い。

2013/04/16

[たけぽん]

お蔵入り企画掘り出しネタ帳。実際のおもちゃ化に必要な強度や成形上の制約をデザイン・ディティールに織り込んで行くアイデアなど、印象に残りました。

[medihen]

なぜこのタイミングでと思ったら、やはり虚構が現実に変わる目が見えてきたということなのね。パワード・スーツという虚構から、ロボット・スーツという現実へ。

2008/12/28