内容説明
知られざる一皿を求めてインドの奥地へ。インド各地の料理を二十年にわたって食べ歩き、そのすべてを紹介する初めてのインド料理案内書。現地食堂の名店も徹底ガイド。インドに単なるカレーは存在しない!これでインド旅行の食事が一変する!
目次
北インド(デリー・ムグライ料理;デリーの軽食/ストリート・フード;ラクナウ料理(アワド料理)
バナーラス料理
ビハール料理 ほか)
東インド(ベンガル・ヒンドゥー料理;ベンガル・ムスリム料理;ベンガル菓子の世界;コルカタ中華料理;コルカタ・カフェ料理 ほか)
著者等紹介
小林真樹[コバヤシマサキ]
1970年生まれ。インド食器・調理器具の輸入卸業を主体とする有限会社アジアハンター代表。商売を通じて日本国内のインド亜大陸出身の飲食業者と深く関わる。1990年頃からインド渡航を開始し、その後も毎年長期滞在。最大の関心事はインド亜大陸の食文化で、食器の仕入を兼ねてインド亜大陸各地を、営業を兼ねて日本全国各地を、それぞれくまなく食べ歩き踏破している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
121
インド南部編より、こちら北部編の方が、日本でも幾分馴染みがある。 デザート系が意外に美味しそう(でも屋台ムリ)2025/03/04
たまきら
44
自分が1か月ほどインドに行ったときは、コルカタからデリーまでが限度でした。一緒に行った友人は食に興味がない人だったので、そこまで冒険もできなかったのよね。ここではガルワール出身のコックさんお話が面白かったです。そういえば千葉でいつも食べていたデュワンさんもここの出身だった!…と、こちらもちょっとしたトリビアが面白かったです。2022/12/27
mittsko
12
めッちゃくちゃ面白い!インド現地の都市部「中級」料理店を、豊富なフルカラー写真とともに、次から次へと紹介していく一冊(「南・西編」との二冊組み)。「あ、行ったことある!」という店が、ほんの数件出てきて、テンション爆上がり…(。・ω・。) その筋では大変有名な著者。仕事を兼ねるとはいえ、よくもまぁこれだけの店を食べ歩き、記録に残し、追調査をしたもんだ、と呆気にとられます。もうすごいです! これまで読んできたものの中でも、ダントツに一番の「インド入門書」。とにかくもう、ぜひ読んで!(; ・`д・´)2021/09/17
yoneyama
10
インド各州名と州都名を全暗記して臨む。本文の記述は半分がカタカナで、地名と店の名、料理名があふれる。しかし文章と同面積の豊富な美味しそうな写真がつけられ、名を知らない料理も憶えながら読み進む。著者のその地域への思いや印象も軽く練り込まれ、優れた旅行記でもある。松本市内にもこうしたインドローカル料理を出す店が何軒かあり、一件はウッタルカンドのデラドゥーンのおじさんで話を聴いていたので興味深く読む。もう一軒は時折インドへ修行に行くご主人、前回はタミル料理だった。いま一ヶ月の休業中。上下二巻組だが納得する。2024/09/02
DEE
10
インド料理と一括りにしてしまうには、あまりにも奥が深い。国もデカければ人も多い。そして様々な民族が混じり合い、これほど多種の料理が今も食されていることに驚かされる。またインドに行きたいな。2024/01/25