内容説明
ユーゴスラビア紛争の傷が癒えないボスニア・ヘルツェゴビナ、謎の国アルバニアなどバルカンの国々と、美しいコーカサス山脈の南にあるアゼルバイジャン、グルジア、アルメニアをめぐる最新旅行記。
目次
第1章 バルカンの花(バルカンはどこにある?;ザグレブの退屈;アドリア海沿岸の明るすぎる町 ほか)
第2章 ルーマニア田舎紀行―もう一つのバルカン(ヨーロッパ最後の中世へ;ブカレスト;チャウシェスクの遺産「国民の館」 ほか)
第3章 コーカサスの虹(またもや謎の地域コーカサス;コーカサスのモダンシティ;コーカサスの山々へ ほか)
著者等紹介
蔵前仁一[クラマエジンイチ]
作家、グラフィック・デザイナー、編集者。1956年鹿児島県生まれ。慶応大学法学部政治学科卒。1980年代からアジアを中心に世界各国へ旅をする。1995年に有限会社旅行人を設立し、旅行雑誌、ガイドブックなどを発行する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kanaoka 57
8
バルカン諸国、ルーマニア、コーカサスの旅行記。 オスマン帝国の伝統、民族が言語・宗教などを基軸に立ち上がってきた諸国の歴史の雰囲気、そして、共産圏から自由・資本主義へと向かっていく姿を感じることができました。2019/09/25
Tenouji
6
この本で紹介しているあたり、コーカサスやバルカン半島の山の風景が見たくて購入。なんと美しいんだろう。実際に見てみたい。2015/06/21
ジュースの素
6
蔵前ファンには久しぶりの発刊で嬉しかったです。 これらの国に関しては著者も言っていますが 日本人には馴染みが薄い場所。 私もその一人で 細かく描写された紀行文はとても解りやすかったです。 驚いたのは この地域が多くはイスラム国家だと言う事でした。 ムスリムの比率が高いという事なんですが。 ヨーロッパともアジアともロシアとも異なる国々、明るい街と言われても どうも今一つクリアでない印象ですけどね~。2014/12/11
アルクシ・ガイ
5
初期の勢いはない。ことに「バルカン」は、ほぼ写真だけ眺めた。どこそこに行った。バス代は幾らだった。景色が綺麗だった、期待はずれたった。土地の人が親切だったずるかった。。。「だから何?」と問い返したくなる。以前の蔵前仁一を知っているからもどかしいのだ。インドにもバックパッカーにも何の興味もなかった私を3年の長旅に引きずり出した吸引力はどこに消えてしまったのか。これでは無名のツイッターと何の変わりもない。2020/12/20
relaxopenenjoy
4
面白かったです。欲を言えば、カラー写真と文章のズレが読み難かった。でもそのカラー写真だけでも旅立ちたくなるほど良かった。見どころが点在していて、交通の便も悪く、移動がかなり大変そう。でもいつか行きたい。メモ 第1章バルカン。クロアチア/ボスニアヘルツェゴビナ(サラエボ)/モンテネグロ/アルバニア(美しい高地バルボナ、千の窓の街ベラト、石の街ジロカストラ)/(コソボは通過のみ)/マケドニア/セルビア(ベオグラードのアールヌーヴォー)。第2章ルーマニアの田舎や地方都市2021/09/02