内容説明
フツーじゃないこと、理解しがたいこと、不便なこと。いろいろある国、ロシア。それをいったい、どう楽しめばいいのか。プロブレムに遭遇したら、腹を立てたり、不平をこぼしたりするのではなく、とりあえずビックリして、それから笑えばいい。バカにして笑うのではない。嬉し恥ずかし滑稽ロシアに、愛しさと敬意をこめて、笑う本。
目次
第１章 モノ・まるごとクンストカメラ―珍品コレクション（時計；煙草； ほか）
第２章 旅・プロブレーマなロシアへ行こう（不思議の国のルーブル；インツーリストと旅行手配 ほか）
第３章 暮らし・ロシア人ってこんな人たち（ロシアいい顔コレクション；店員さんは無愛想 ほか）
第４章 番外編・もうちょっとロシアを知りたい人へ（ロシア正教Ｑ＆Ａ；何よりも滑稽なКГБ（カーゲーベー） ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tsubomi
8
2014.03.01-03.09:2001年の本で、買ったのもかなり前なのに本棚を飾っていただけだったので五輪記念に読んでみました。情報はロシアになってからより旧ソ連時代のものが多いのでかなり古いのですが、ロシアの人たちの考え方や価値観に触れられるような素朴で面白いエピソードが満載で、かわいくて変てこな雑貨の数々や重厚すぎる建築や、多民族国家としての面白さと大変さなどについて写真やイラストを駆使して紹介しています。ロシア好きな人たちが楽しんで作ったことが伝わってくる一冊。最後の歴史年表も地味に笑えます♡2014/03/09
すぎえ
8
ソ連の崩壊前後から新生ロシアになるまでの時期にわざわざ足しげく通った旅人の目に映ったロシアがでています。ウォトカ好きの酒飲み。話がくどくどながい。店員はぶっちょう面。1ブロックが遠すぎ。運転が荒い。便座がない。お尻をふく紙がごわごわ。水が茶色い。ホテルの公共スペースが無駄に広い。名所などはぜんぜん乗ってないけど、旅行先でついついマッチとか切手とかをお土産にしてしまう人にはとても共感ができる本です。2010/02/18
めぐみ＠マトリョーシカ中毒
2
ますますロシアに旅行したくなった。2012/12/01
nitti
1
ロシアに行ってきた。今のロシアも十分不思議の国だったけれど、ソ連の面影を大いに残す90'sのロシアは強烈で、非常に興味がそそられる。残り香を感じつつ、今はもう失われてしまった情緒を楽しむ・・・？のである。今もなおプロブレーマの国というこの表現がすばらしい程マッチする・・・トホホ具合である。2017/08/05
Kumo
1
「正しい楽しみ方」と銘打つだけあって、編集部が自分の好きな旅をとことん追求した内容となっている。もちろん、編集部以外にとっては正しくも何ともないのだが。堅苦しくない読み物として片手間に読むのがいい。2016/02/13
