内容説明
ウクライナ国キエフ市。ソ連崩壊後、独立した共和国だ。人口は約300万人の首都で、学術都市であると同時に、精密光学・科学技術に優れた国民性を有する。ロシア・モスクワとは飛行機で1時間50分ほどの距離にあるが、近年はヨーロッパ志向が強まり、その経済交流も盛んだ。建国以来、民族の独自性を貫き、誇り高く、あるいは穏健な民族として、特異の国民性を継承してきた。文化・学術・音楽の方面にも優れた人材を輩出。こうした人々の日常・文化・風景・新興の街づくりなどに視点を当て、写真家佐野朝彦が撮り続けた写真集である。
目次
1 人びとの笑顔
2 祈りと自立
3 暮らしの風景
4 革命と平和
5 平穏な日々
著者等紹介
佐野朝彦[サノトモヒコ]
1941年、名古屋市に生まれる。1964年、日本大学芸術学部写真学科卒業。同年、京都新聞社編集局写真部入社。1994年、企画「こころの世紀」で日本新聞協会企画賞を受賞。1997年、フリーとなり、現在に至る。新写真派協会会員、日本写真家協会会員、日本ユーラシア協会会員。2001年12月3日、ウクライナ国立チェルノブイリ博物館から感謝状授与。2001年12月28日、駐日ウクライナ大使館から表彰状授与
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