内容説明
命の尊厳を伝えるため、ぼくは生まれた。迫り来る死の影に怯えながらも、懸命に「生」を凝視し、自ら発行する新聞に記事を書き続ける一人の若者。栗原征史。26歳―。澄み切ったまなざしで、苦難の人生、混濁する社会を透視する。これは、完全燃焼する命の記録である。
目次
1 希望をもって生きてる―誕生(1978年)から19歳(1992年)までの記録
2 心のVサイン!120歳(1992年)から26歳(1999年)までの記録(苦悩への沈潜、社会へのまなざし―「栗原新聞」44号(1992年)~48号(1993年)
恋への憧れと進行する病の狭間で―「栗原新聞」49号(1993年)~53号(1995年)
人工呼吸器と共に生きる―「栗原新聞」54号(1995年)~57号(1998年))
3 頂上で輪になろう!―ボランティア・友人に囲まれて(征史さんと私;障害者・難病患者の性について;征史さんと「木偶の坊」)
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- 季節の暮らしと服支度