内容説明
日本の国策会社に匹敵するトップ企業に何が起きている?経験豊富な熟練労働者のリストラという名の首切り。世界的に廃止の方向にある原発にしがみつく日本、トンネル内のコンクリート剥落という珍事、空の安全を下請けに丸投げする神経、これは他人事ではない。
目次
第1章 ターゲットにされた日航乗務員組合(労務協定の一方的破棄;裁判、ものいえば唇寒し安全性;安全性は考慮の外 机上の計算で勤務基準改定 ほか)
第2章 安全性を阻害するリストラ(流行語になった「コールドジョイント」山陽新幹線トンネル剥落事故;山陽新幹線「安全神話」の崩壊;小さなトラブルがやがて大事故に発展する ほか)
第3章 危ない飛行機は今日も飛んでいる(あらためてスチュワーデス問題を考える 専門職としてのライセンス制を;契約制スチュワーデス導入から一年;整備費削減が事故を招いた 防げた日航407便事故)
著者等紹介
吉原公一郎[ヨシハラコウイチロウ]
1928年福島県生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。