内容説明
はやく、はやく、「むしのじかん」が終わらないうちに。小学校4年生の夏休み、リョウはかぶとむしに変身しちゃった。力もちのかぶとむしブルと空を飛び、かえるの車掌さんの電車にのり、おいしいクヌギ汁をさがしにいこう。ブルと雪のクリスマスを楽しもう。―少年リョウが見た自然といのちの世界。
感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
公園でかぶとむしが売られていたので、お金をとりにいって買いに来たリョウくん。ところがもう誰もいません、真っ黒な燕尾服をきた男の人をのぞいて。来年のかぶとむしをオマケつき、お金もいらない、と渡されたリョウくんは大事に幼虫を育てます。次の年幼虫は立派なかぶとむしになり、夏休み最後の暑い夜、眠っているリョウくんに聞こえてきたのはかぶとむしたちの不思議な歌。効いているうちに気づくとリョウくんは小さくなっていて…。かぶとむしたちとの不思議な冒険にでかけます。 2021/07/09