内容説明
本書は、これまでに雑誌などに寄せてきた論文やエッセーをまとめた。本の中で、ユニークな人間と自然の関係論を展開。「私の川」を決めて名前の一部に組み入れ自然に結び付く「リバーネーム」、鶴見川流域は動物のバクの形に見える、目をつむっても身近な自然を思い起こせる「心の地図」を作ろう―ユニークな提言がめじろ押しだ。自身のフィールドワークにもとづいて、鶴見川の源流の魚や、小網代のカニなどを紹介するほか、多摩丘陵から三浦半島を「緑の回廊」とする首都圏自然構想も展開する。
目次
1 心の地図と宇宙人
2鶴見川源流の町に暮らす
3 金沢の海
4 小網代の谷に付き添う
5 森の学校・慶応日吉
6 緑の回廊、発見
7 流域思考/鶴見川流域ネットワーク
8 もう一つの常識