内容説明
うどん屋が殺され、ゴミが風に舞い、ポメラニアンが輪切りにされ、大麦の粉が散らばっている。色が破壊されていくさまを独特のタッチで描いた七十編の書き下ろしエッセイ集、ロック歌手のあまりにもでたらめな日常生活の記録、小学唱歌・童謡を大胆に解釈し、秘められたメッセージを解明した唱歌注解に、昨年発表されたアルバム「腹ふり」全歌詞を付した著者初めのエッセイ集。
目次
第1章 天丼ゆうてる
第2章 うどん玉・バカンス・うどん
第3章 また時間どうりに来やがらぬ
第4章 〈唱歌注解〉全アジアの女性たちよ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
35
『くっすん大黒』の以前の最初期の作品のため、恐らく作者の全てを出し切っているはず。いつの間にかはじまり、いつとはなしに終わっている。しかし、終わった後にも続いているような感じがするため、小説を読んでいると言葉があふれだす感覚がある。この詩だかエッセイだか分からない散文を読むと、作者の特徴が明確になる。2022/09/24
ndj.
8
「いのちがべりべり破れる日/温いごはんを主とともに/こころがばりばり破れる日/温いごはんを主とともに」図書館で見かけたので20年ぶりくらいの再読。懐かしすぎて胸が張り裂けそう。2016/11/18
天城春香
0
神様のことかな?2015/12/26
かおりそ
0
すごく好きだ。
澤水月
0
940419