内容説明
豊かな感性を育む「読み語り」、子どもと親や教師の心をつなぐ「交換日記」。38年間、子どもたちと真剣に向き合ってきた元小学校教師が、いま子どもたちと学校を取り巻く深層の危機を率直に明かし、ジャーナリスト・ばばこういち氏とともに、学校再生の手だてを考える。
目次
第1章 子どもたちをめぐるいま(九九ができない;キレたのは私の方 ほか)
第2章 「読み語り」が育む豊かな感性(わーっ、小さな机;教師には「華」が ほか)
第3章 「交換日記」がつなぐ心と心(通じあう心;母親たちとのコミュニケーション ほか)
第4章 戦中生まれの戦後(祖父も叔父も教育者;焼け野原のバラック建て ほか)
第5章 学校は立ち直れる(「ゆとり」を取り戻そう;現場の教師を雑事から解放せよ;校長は教師を守れ;親の「しつけ」)
著者等紹介
ばばこういち[ババコウイチ]
1933年大阪市生まれ。1955年東北大学経済学部卒業。文化放送、フジテレビ、東京12チャンネル(現テレビ東京)を経て、プロデューサー・キャスターとして放送番組の企画・制作・出演にたずさわる
福田真由美[フクダマユミ]
1941年神奈川県川崎市生まれ。1964年国学院大学卒業。1年間の高校教諭を経て、横浜市で38年間公立小学校教諭をつとめ、定年後も契約教員として教壇に立つ
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