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災害情報とメディア (第2版)

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  • サイズ B6判/ページ数 251,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784947637680
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C0036

内容説明

災害情報は情報論、コミュニケーション論を論じるうえで、きわめて具体的で典型的なモデルである。情報、メディア、社会がそれぞれ変数となる動的な関係にあって、災害情報が自然科学の知の状況、メディアの特性、その長所や弱点、マスコミを含めたコミュニケーションの可能性と限界、あるいは時代や社会を鋭く抉り出すからである。本書は情報、メディア、社会の関係とその変化を、具体的な災害や災害報道、災害流言の事例をもとに考察・分析し、今後を展望したものである。

目次

第1部 変わる災害報道(災害はいつも新しい顔をして現われる;封印された「火砕流」報道 ほか)
第2部 マスコミ報道が起こした地震津波流言騒動(大地震がやってくる!?;南紀沿岸の地震津波流言騒動 ほか)
第3部 マルチメディア時代の災害情報(震災時の情報とメディア特性;マルチメディア時代の災害情報 ほか)
第4部 地震予知情報と報道―東海地震グレー情報を考える(東海地震、予知体制の成立と変更;根室半島沖地震と余震情報騒動 ほか)

著者等紹介

平塚千尋[ヒラツカチヒロ]
1940年中国東北部(旧満州)生まれ。1964年東京大学文学部卒業。同年、NHK入局。報道番組、ニュース番組制作・編集に従事。1991年文部省放送研究所教育開発センター助教授。1994年NHK放送文化研究所主任研究員。現在、立教大学、名古屋大学非常勤講師。主な著書に『流氷が連れてきた動物たち』(NHK出版、共著)。『パブリック・アクセス』(リベルタ出版、共編著)
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