内容説明
「愛知だけ万博」と揶揄されながらも、東京的視点からは想像もできない熱狂と愛着が増幅した「愛・地球博」。シニア&団塊世代に支えられ、国家イベントから「個人の万博」へと変貌する過程をつぶさに観察した3人のメディア研究者が、リピーター、ボランティア、学生、市民パビリオンの仕掛け人らの協力を得ながら、市民の目線からこのイベントを総括する。
目次
第1章 万博マジック、11の物語―リピーターの目線から
第2章 映像パビリオン進化論
第3章 万博の何が楽しかったのですか?―リピーター・インタビュー
第4章 私の万博はまだ終わっていない
第5章 リピーターは語る―会場内インタビューから
第6章 「愛・地球博」をめぐるメディア、そして情報―住んで「見た」愛知万博
第7章 愛知万博とゴミ問題
第8章 市民参加型パビリオンの仕掛け人たち―インタビュー「そこで何が起こったのか」
第9章 モリコロの秘密
第10章 「IT万博」の表と裏
第11章 万博現象をどう受けとめるか
著者等紹介
加藤晴明[カトウハルヒロ]
中京大学社会学部教授(メディア社会学)。1952年新潟県生まれ
岡田朋之[オカダトモユキ]
関西大学総合情報学部助教授(メディア論、文化社会学)。1965年大阪府高槻市生まれ
小川明子[オガワアキコ]
愛知淑徳大学現代社会学部助教授(ローカル・メディア研究)。1972年名古屋市生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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