内容説明
きわめて内向的な作家と思われるエミリ・ブロンテは、ただ一つの舞台―イギリスのヨークシャー、しかも嵐が丘という一つの場所―に集中して、そこにまつわる人間の深層心理を描いた。本書の著者は多年に互る研究によって『嵐が丘』の構造の根幹に迫ろうと試みている。
目次
1部 エミリ・ブロンテ論(荒野の彼方を志向する魂;迷路の中の神へ;自然にまつわる情念の行方)
2部 『嵐が丘』論(キャサリン死後のヒースクリフの生存の謎;呪われた魂の反抗;罪と宿命;「愛」のテーマ再考)
きわめて内向的な作家と思われるエミリ・ブロンテは、ただ一つの舞台―イギリスのヨークシャー、しかも嵐が丘という一つの場所―に集中して、そこにまつわる人間の深層心理を描いた。本書の著者は多年に互る研究によって『嵐が丘』の構造の根幹に迫ろうと試みている。
1部 エミリ・ブロンテ論(荒野の彼方を志向する魂;迷路の中の神へ;自然にまつわる情念の行方)
2部 『嵐が丘』論(キャサリン死後のヒースクリフの生存の謎;呪われた魂の反抗;罪と宿命;「愛」のテーマ再考)