内容説明
渋谷陽一1973‐1979。20歳でロッキング・オン創刊!日本のロック・ジャーナリズムの中で一人孤軍奮闘した処女評論集。いかにしてロッキング・オンは既存のミーハー雑誌を蹴散らしたか。
目次
メディアとしてのロックン・ロール
偉大なる他者としてのアメリカ
結局無縁であったユリイカの特集
アル・クーパーの方法
同時代としての沢田研二
何故ハード・ロックか?
もうロックの幸福な時代は終わった
僕にとってのストーンズはキース・リチャードだった
手続き無用のハード・ロック
否定の彼方にあるもの〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
30
自伝書いたら面白そうなんだけど。リヤカー引いてたとか喧嘩して部下首にしたら訴えられて困ったとか中村とうようと喧嘩して勝ったのは俺だとかパチパチろくなもんじゃなかったとか喧嘩ばっかりしてましたが、ここまで会社大きくしましたみたいな。フェス事業がメインなのかな。儲かるのかな、フェス、行ったことないからわかんないが。2020/01/31
山田太郎
10
パリスとかハードロックが好きだったんだなぁと。最近あんまり評論やってないみたいなんで、ガツンとやってほしいもんです、渋谷社長。2011/07/22
nobu23
6
ロッキングオンの創業時の話と、音楽評論に関するエッセイが書かれている。 ジャンルに関わらず、創業時の話は面白かった。2019/12/21
yoyogi kazuo
1
僕が勝手に「渋谷陽一テーゼ」と呼んでいる或る命題がある。それは、「本当に優れた表現は必ず商業的にも勝利する」というものである。彼は、売れ筋の大衆路線音楽を「産業ロック」と呼んで罵倒する一方で、「売れないのは客がバカだから」という、ミニコミ誌やインディーズにありがちな言い訳を徹底して批判した。渋谷には、本当に優れた表現は、純粋な「初期衝動」(これは渋谷陽一が発明した言葉)を失うことなしに、受け手との妥協などという発想とも無縁に、必ず商業的にも成功するのだ、という信念があった。彼は今もそれを貫いている。
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