明治期初等学校教育教科書―明治期の子供たちが受けた高いレベルの教育とその教科書

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  • サイズ A5判/ページ数 263p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784946553677
  • NDC分類 375.9
  • Cコード C0037

内容説明

日本を取り巻く環境は極めて厳しい状況にあり、世界の中での存在感がどんどん低下しつつあるが、その原因の一つは教育の劣化とそれに伴う自信と誇りの喪失にある。戦前においては実質的に現在より遙かに高いレベルの教育を行っていたとして、理系大学教育について主張してきた。縁があって大量の明治期の初等教育、即ち、小学校、高等小学校の教科書を直接読む機会があり、あらためて明治維新前後から明治期において20歳前後の若者が大活躍をした背景には当時の初等教育が非常に高いレベルであったためもあることを確信した。本書では小学校理科・物理、生物の教科書を披露し、他の教科書のレベルについても述べる。

目次

1 まえがき
2 明治期の初等教育教科書の概要
3 明治期の初等教育教科書の実例(小学校理科 物理篇;小学校理科 化学篇 志賀泰山著;小学校理科 植物篇 浅夷六郎編述;小学校理科 動物篇 浅夷六郎編述;小学算術書 安食好敬編輯;尋常小学読本 辻敬之、西村正三郎合著;高等小学読本六 辻敬之、西村正三郎合著;小学校用島根縣地誌 坪井仙次郎校閲、渡部寛一郎編輯;小学校用地誌 第四 辻敬之、岡村増太郎編輯;小学校用その他の教科書)
4 付録(寺子屋;猪会;榎本武揚;出雲地区の神社)

著者等紹介

吉野勝美[ヨシノカツミ]
工学博士。昭和39年大阪大学工学部電気工学科卒業。昭和63年大阪大学工学部電子工学科教授。平成17年大阪大学名誉教授。平成19年島根県産業技術センター所長。電気学会元副会長、日本液晶学会元会長、澪電会元会長、電気材料技術懇談会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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