中学生の教科書―今ここにいるということ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 261p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784946515668
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0000

内容説明

「共同体」「社会」「国」「世界」の中で私たちがどういうスタンスで生きればいいのか。生きるべきなのか。「共同体における個人の責任」というテーマでそれぞれの「教科」の再発見に挑んだ。

目次

国語(佐藤亜紀)
体育(林敏之)
数学(秋山仁)
芸術(大林宣彦)
理科(板倉聖宣)
外国語(荻野アンナ)
社会(大沢真幸)

著者等紹介

佐藤亜紀[サトウアキ]
1962年新潟県生まれ。成城大卒。小説家。その構成力と緻密さは超ド級

林敏之[ハヤシトシユキ]
1960年徳島県生まれ。同志社大卒。神戸製鋼ラグビー部を率いV7達成。日本代表で13年プレー。現在神鋼HC勤務

秋山仁[アキヤマジン]
1946年東京都生まれ。東京理大卒。数学者。現在東海大教授。ヒゲでお馴染み、数学を大好きにさせる魔術師

大林宣彦[オオバヤシノブヒコ]
1938年広島県生まれ。成城大中退。映画監督。人間を信じることができる青春映画の第一人者

板倉聖宣[イタクラキヨノブ]
1930年東京都生まれ。東大卒。科学教育学者。現在板倉研究室室長。別名「いたずらはかせ」。仮説実験授業は有名

荻野アンナ[オギノアンナ]
1956年神奈川県生まれ。パリ第4大卒。小説家。現在慶応大助教授。ユーモアとアクロバティックな文体が魅力

大沢真幸[オオサワマサチ]
1958年長野県生まれ。東大卒。社会科学者。現在京大助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わ!

1
この「中学生の教科書」、副題テーマだけ変えた連作になっていて…第1巻が「死を想え」1999年出版。第2巻が「美への渇き」2000年出版。そして第3巻が「今ここにいるということ」と題された、本書2001年出版の本なのである。だいたい1つの巻に1つ以上、目からウロコのとんでもない内容が掲げられているのだが…この本の中では、社会の授業がす~ごく面白かった。社会を記しているのは、社会学者の大澤真幸さん。テーマは「〈自由な社会〉における「責任」」テーマだけでも面白そうなのだが、空前絶後に、めっっっちゃくちゃ面白い。2011/05/09

Orange Submarine

0
学校の教科書に一部が載っており、この本自体は、現代文の先生に貸してもらって読みました。 時間がなかったので、大澤真幸のところだけ読んだのですが… 今まで、「責任」や「赦し」について、あたりまえにこんなもんだと思っていたことが、こんなふうに解釈するのかと思いました。 また、9・11の事件に対するアメリカの考えを、うまく批判的に書いた作品だとも思います。 教科書は一部しか載っていないので理解しにくいところがありましたが、中学生向きなので、とても読みやすいです。

プリシラ

0
面白かった。小説家である佐藤亜紀が言葉に何ができるか判るためには小説なんか読んでる場合じゃないよ。と言い切るところで笑ってしまった。書いてあること全部に同意できるわけではないけど、もっともと思う箇所もあり。秋山仁の数学もさすが興味深かった。おすすめの本を買いたい。2012/01/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/290620
  • ご注意事項

最近チェックした商品