内容説明
「美」とは何か。常に捉え直し続けなくてはならないものの最たるものである。しかし直感的、原初的なものである。美しき山河、美しき花、美しき言葉、美しき精神、美しき肉体、美しき行為、美しき世界。私たちは、自然の美しさに立ち尽くし、美しい芸術作品に接し息をひそめ、人間の美しい精神を知り自らの卑小さを知り同時にそれに憧れ勇気を湧かせる。杉山寧の絵に感じてほしい。
目次
国語
体育
理科
道徳
数学
英語
社会
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
31
中学生向きの教科の入門書かと思いきや、さにあらず。また、易しい文体で記述されているが理解するのは骨が折れると思う。それでも、もしもタイムトラベルが可能なら、中学生の自分に届けたい。おそらく中学生の私が読んだら、半分も理解できないだろう。だが、ある種の“渇き”を感じることは間違いない。読み終えてから改めてタイトルの下の副題を見ると、「美への渇き」と書いてある。また、帯には、『学問の根底には「美」へのあくなき渇仰がある』と。そうか、この本の編集の意図は、中学生の喉を潤すのではなく、カラカラにさせたかったのだ!2018/12/30
ガミ
11
5教科や道徳・体育の各教科における「美」を書く専門家から語られた書です。正直、内容は中学生には難しいと思いました。体育での「気持ちの持ち用」が一番身近に感じられるものでしょうか。どんな困難も前向きに取り組むこと、それを感じ取れました。英語については、よく言われる「英語を学ぶことで何ができるか」を改めて再確認しました。どううまく伝えるかが勝負どころなんだよなー。なかなか難しいのですが…。2017/01/29
mft
2
小林昭七(数学)の文章を読むつもりで手に取った本だったのだが、宗茂(体育)の根性論と吉本隆明(社会)の国家論が良くも悪くも印象に残る。中学生の教科書シリーズはもう一冊あるようだが、もういいや2017/11/24
プリシラ
1
中学生だけにはもったいない大人も読むべき教科書。2012/01/29
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