内容説明
いずれの話も、「今」がどういう時なのかを問題にするか、「日本」を中心として「自分」が何者なのか、「なすべき課題」の正体は何かを問題にしている。それらが自明であるとして、技術論に走ろうという話は一つもない。その意味で、不透明な時代を背景に、自明性を疑うという哲学に連なる問いかけが、それぞれの持ち場によって発せられた記録が、ここにある。
目次
行政改革の灯を消すな(並河信乃)
コンドラチェフ波動と日本(加藤雅)
日本史への新しい視座(網野善彦)
宇宙から生きることを考える(佐藤勝彦)
こうすれば政治は面白くなる(橋爪大三郎)
スポーツを通しての国際化(セルジオ越後)
日本人の信仰と宗教(山折哲雄)
日本共産党をめぐる考察(安東仁兵衛)
二十世紀後半における日本国憲法(小林孝輔)
存在論とは何か(池田晶子)
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