内容説明
私が今に至るまで外科医を続けてこられたのは、やっぱり手術の手ごたえ、その魅力からでしょう。どの一つの手術をとっても、全く同じ手術はありません。結局、手術は一期一会なのです。そこには手術だけではなく、その手術を受ける患者さんがいます。私にとって一番大切なのは、自分が手術をすることで患者さんの人生に関われること。自分の知識と技術、そして折れない心を持って、患者さんと一緒にその一大事に立ち向かうこと。それこそが外科医の矜持なのだと思います。
目次
プロローグ 外科医の道へ
1 外科医人生のスタート
2 ニューヨーク留学
3 東京という新天地へ―腹腔鏡下直腸がん手術への思い
4 転機―虎の門病院へ
5 今思うこと
エピローグ 消化器外科医になるということ
著者等紹介
黒柳洋弥[クロヤナギヒロヤ]
1962年米国シカゴ生まれ。2019年日本内視鏡外科学会第12回大上賞受賞。2021年日本内視鏡外科学会技術審査委員長(消化器・一般外科領域)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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