新潮文庫<br> 血も涙もある

個数:
電子版価格
¥649
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

新潮文庫
血も涙もある

  • 山田 詠美【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 新潮社(2023/09発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 10pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月28日 14時05分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101036274
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

不倫? 倫理が何かは自分で決める――。35歳の和泉桃子は当代随一の料理研究家・沢口喜久江の助手を務めつつ、彼女の夫・太郎と付き合っている。「人の夫を寝盗ること」を趣味とする桃子だったが、喜久江を心から尊敬してもいる。一方の喜久江は、太郎の女癖を受け流すのが常だったが……。“lover”と“wife”と“husband”三者の視点で語られる「危険な関係」の行方は。極上の詠美文学!

内容説明

不倫?倫理が何かは自分で決める―。35歳の和泉桃子は当代随一の料理研究家・沢口喜久江の助手を務めつつ、彼女の夫・太郎と付き合っている。「人の夫を寝盗ること」を趣味とする桃子だったが、喜久江を心から尊敬してもいる。一方の喜久江は、太郎の女癖を受け流すのが常だったが…。“lover”と“wife”と“husband”三者の視点で語られる「危険な関係」の行方は。極上の詠美文学!

著者等紹介

山田詠美[ヤマダエイミ]
1959(昭和34)年、東京生れ。明治大学文学部中退。’85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞を受賞しデビュー。’87年に『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、’89(平成元)年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、’91年『トラッシュ』で女流文学賞、’96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、’05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、’12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、’16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

111
う~ん、どうしてもやはり作者さんの作品(作風)にはハマれませんでした。過去作品も何冊か読んでいて、それなりに印象的な作品もなくはないのですが、本作はボリュームの割りになかなかペースがあがらず、後半はただただ流し読みしてしまいました。料理研究家の妻、10歳年下の夫、料理研究家の助手であり夫の浮気相手三人目線による不倫&浮気物語。最初のうちは楽しんで読み進められたのですが、中盤からはもう作者さん特有すぎるカラーがぐいぐいと出され、食傷気味に。登場人物三人ともが薄っぺらな印象しか残らず、非常に残念な結果に。2024/03/10

阿部義彦

28
山田詠美姉ェ(私の二つ上、売れない漫画家の頃からの付き合い)の創作は久しぶり、前に読んだのは『私の履歴書』的な創作背景を語ったエッセイでした。オープンエンディングを嫌う彼女らしい凝った構成。他人の男を寝とった女、正妻、その旦那と、三人の一人称の文章が順番に繰り返されます。50歳の料理研究家、10歳年下でイラストレーターの夫、その料理研究家の忠実な助手35歳の桃子。この三人の前では法律など無力。社会が決めた約束事などなんのその、自分の本能と美意識という名の倫理に従う桃子の恋の行く先は。うーんこう来たか!2023/10/03

ゆきらぱ

26
読んでいる間は感想たくさん浮かんできていたけれど読み終わった今は私などの雑念はすっかりすっきり消えてしまった。さすがの山田詠美です。2024/03/05

新田新一

15
料理研究家の妻とイラストレーターの夫、妻の助手を務める女性をめぐる物語です。助手の女性は夫と不倫関係にあります。どろどろしておらず、ユーモア満載で読んでいて何度も噴き出しました。不倫が良くないことは言うまでもありませんが、道徳に外れたことをうっかりしてしまうのが人間というもの。詠美さんの他の小説のように官能的な場面は出てこないのですが、その分料理がおいしそうに描かれて、お腹のすく場面も多かったです。ほろ苦い結末が絶品。ここを読むと、作者は真のモラリストであることが分かります。2023/09/02

イシカミハサミ

12
「不倫」 恋愛のいち形態ではあるけれど、 やはり多くはタブー視する出来事かと思う。 そのせいで世間では画一的な見方しかされないし (悪い事、とんでもない、目の敵) 最近量産されている不倫ドラマは、 一時期のミステリードラマのように 非日常の負荷を登場人物に与えることで 「人間」の側面を炙り出そうとしているような作品が多くて、 不倫そのもののリアリティは重要視されていないように感じる。 しっかり不倫の一面に切り込んだ作品。 タイトルが秀逸。2024/01/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21484354
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。