新潮文庫<br> 血も涙もある

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新潮文庫
血も涙もある

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101036274
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

不倫? 倫理が何かは自分で決める――。35歳の和泉桃子は当代随一の料理研究家・沢口喜久江の助手を務めつつ、彼女の夫・太郎と付き合っている。「人の夫を寝盗ること」を趣味とする桃子だったが、喜久江を心から尊敬してもいる。一方の喜久江は、太郎の女癖を受け流すのが常だったが……。“lover”と“wife”と“husband”三者の視点で語られる「危険な関係」の行方は。極上の詠美文学!

内容説明

不倫?倫理が何かは自分で決める―。35歳の和泉桃子は当代随一の料理研究家・沢口喜久江の助手を務めつつ、彼女の夫・太郎と付き合っている。「人の夫を寝盗ること」を趣味とする桃子だったが、喜久江を心から尊敬してもいる。一方の喜久江は、太郎の女癖を受け流すのが常だったが…。“lover”と“wife”と“husband”三者の視点で語られる「危険な関係」の行方は。極上の詠美文学!

著者等紹介

山田詠美[ヤマダエイミ]
1959(昭和34)年、東京生れ。明治大学文学部中退。’85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞を受賞しデビュー。’87年に『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、’89(平成元)年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、’91年『トラッシュ』で女流文学賞、’96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、’05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、’12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、’16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

114
う~ん、どうしてもやはり作者さんの作品(作風)にはハマれませんでした。過去作品も何冊か読んでいて、それなりに印象的な作品もなくはないのですが、本作はボリュームの割りになかなかペースがあがらず、後半はただただ流し読みしてしまいました。料理研究家の妻、10歳年下の夫、料理研究家の助手であり夫の浮気相手三人目線による不倫&浮気物語。最初のうちは楽しんで読み進められたのですが、中盤からはもう作者さん特有すぎるカラーがぐいぐいと出され、食傷気味に。登場人物三人ともが薄っぺらな印象しか残らず、非常に残念な結果に。2024/03/10

優希

37
不倫をしている3人の視点で語られる物語。倫理は何なのか決めるのは本人たちの問題なのですね。危険なはずなのに引き込まれます。ドロドロとした世界観に見せられました。愛とか恋とかといった簡単な言葉で語れないからこそなのかもしれません。2024/10/31

阿部義彦

28
山田詠美姉ェ(私の二つ上、売れない漫画家の頃からの付き合い)の創作は久しぶり、前に読んだのは『私の履歴書』的な創作背景を語ったエッセイでした。オープンエンディングを嫌う彼女らしい凝った構成。他人の男を寝とった女、正妻、その旦那と、三人の一人称の文章が順番に繰り返されます。50歳の料理研究家、10歳年下でイラストレーターの夫、その料理研究家の忠実な助手35歳の桃子。この三人の前では法律など無力。社会が決めた約束事などなんのその、自分の本能と美意識という名の倫理に従う桃子の恋の行く先は。うーんこう来たか!2023/10/03

ゆきらぱ

26
読んでいる間は感想たくさん浮かんできていたけれど読み終わった今は私などの雑念はすっかりすっきり消えてしまった。さすがの山田詠美です。2024/03/05

R子

19
傍から見れば歪であっても、当事者たちにとって整合性のとれた関係(と思い込んでいる)は愛の数だけある。危ういバランスで成り立っているから、互いの買い被りや侮り、他者の介入を契機に見える景色は刻々と変わる。登場する妻と夫とその恋人のそれぞれのモノローグは、自身の倫理を貫いた生き方をしているようでいてどこか苦しそう。身勝手で可哀そうで可愛い人たちで惹かれずにはいられなかった。ラストの展開に驚きと納得。2024/08/13

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