目次
1 戦争の空間
2 戦争の時間
3 テクノロジーとトランス=ポリティック
4 断片化とテクノロジー
5 速度と軍事
6 抑止と運動の自由
7 時間の植民地化
8 映画と抵抗
9 内植民地化と運命国家
10 破壊の生産
11 戦争機械と死
12 平和主義と政治の後退
13 南北への転回
14 運命のカップルと至上の偶像
インタヴュー、パリ―1987年4月
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mealla0v0
7
核抑止の時代においては大国同士は戦争できない。いわゆる相互確証破壊のことである。この時代、超大国は核兵器も通常兵器も実際に使えないほどに生産した。ある種の示威行為として。こうした生産活動、さらには食糧生産が物資輸送を含めた関連産業の隆盛、それら戦争の潜在的遂行能力を高めるための戦時経済学が兵站術である。大量生産や大量輸送が高度化すること、それが日常の経済活動と密接に結びつくこと、さらには「ゆたかさ」の表象が視覚的に流通し「兵器」となること。こうしたことが難解な表現によって語られている。マジでわかりにくい笑2024/03/31
kentaro mori
3
⚫︎メタボリックな速度(生体や反射の速度)であれ、テクノロジーの速度であれ、その速度を政治化しなければなりません。私たちがその両者である以上、ふたつの速度を政治化しなければならないのです。私たちは動かされ、動かすのです。操縦することは操縦されることなのです。⚫︎毎秒二十五コマを超えると、五百コマでも百万コマでももはや何も見えないのです。な・ん・に・も。速度の過剰は光の過剰と比べうるでしょう。それは失明なのです。2025/02/19
内島菫
2
経済、政治、技術、娯楽等から人間の認識や感覚に至るまで、戦争と切り離す事はできない。それは、日常の延長上に戦争があるとか、自分がして欲しくない事を相手にしてはいけないというような、ヒューマニズムというイデオロギーによって日常と戦争を区別する考えを、真実から目をそらす目隠しとして退ける。そして実際に交戦をしない「純粋戦争」へ、戦争の本質がシフトしてゆく。悪い意味で世界が一つになってゆく(皆殺しによる統一=多様性の抹殺)というのは、まさにその通り。生物や世界の常態は、統一や発展ではなく持続と死なのだ。2014/09/10
Mealla0v0
0
日常へ浸透した軍事的審級=純粋戦争は、抑止レジームのなかで、その牙を外敵にではなく内側の市民へ向ける。それは加速の帰結たる絶対速度による大監禁というのだ。速度の遍在性と即時性が支配する政治において、地理は消滅する。そこで登場するのが不動極である。それは、いわば「飛行機の中の速さ」。飛行機自体は高速で動いているが、その内部は一定の速さであるが、その不動極が脱定住化を引き起こす。それはノマドではなく「輸送される人口」なのである。カメのスピードが戦闘機のスピードとなった現在、絶対速度の自殺機械があるだけなのだ。2017/07/06
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