内容説明
昔話はおいしい。フランスを知りつくした著者が送る美味なるエスプリ。
目次
口承から文字化へ
ブーダン、豚の血の腸詰め
呪いを招いた黄金の食器
料理人になるのも命懸け
ラプンツェルとサラダ
美味なる肉こそ庶民の夢
シンデレラの野菜畑
フルーツは誘惑の味
赤ずきんのガレット
魔女の家とパン・デピス
漁師とおかみさんの話
究極のテーブル
白雪姫と真っ赤なリンゴ
「美女と野獣」―神々の召し上がり物
たかが塩、されど…
著者等紹介
数藤ゆきえ[ストウユキエ]
1975年中央大学大学院博士課程(仏文学)修了。フランス政府給費留学生。パリ第7大学博士課程修了(D.E.A.)。現在、法政大学・中央大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
4
食事において何を優先するか。それは、時代によって変わってくる。昔の御馳走を現代人が食せば、その洗練されていない味に驚き、そして食欲をなくすだろう。かつては量が多いということがそれだけで御馳走であり、その考え方は香辛料のつかい方にも適用されていた。肉の保存の違いを考えれば分からないでもないが、それでも口にあうかは別問題である。2014/01/17
ロンロン
4
赤ずきんが、おばあさんの家に何を持っていったか→バターとガレット/中世を支配した「社会的な身分と食生活は連動する」というあの考えだ。...食に関しては昔は良かったなんていえないな。先人達の知識の伝達は大切だと中世時代の食環境の変化のなさを読んでいて実感した。2012/12/20
リョウ
1
目から鱗のおいしい豆知識がいっぱいの本。サラダの歴史からのラプンツェルの時代推察や肉の序列など、興味深く読めました。2014/07/28
player
0
昔の人が何をたべてたのか、昔話から検証していくという内容に興味を覚え、手にどったが、時代考証と同じく、様々な文献をもとに、その昔話で食べられてた物を突き止めていく、ある種の推理小説を読んでいるようで、面白かった。食べ物にもヒエラルキーがあり、それが絵画にも描かれてる点を指摘されてるなど、今後、絵画展での楽しみが増えた。当時の食料事情からどのような事が起きたのか、など再度読んでみたいと思わせる内容でした。
kentax
0
大学の授業の課題図書として読了。主にグリム童話を舞台に「食」という観点からいくつかの作品を読み解いていく。シンデレラや白雪姫など馴染み深い童話も多く登場する。が、有名な童話については各話を知っている前提で進められるので内容を思い起こしたりできるわけではない。社会背景も同時に学ぶことができ、昔話を新しい視点で見ることができるようになる。ちょいちょい作者の私事が挟まれるのはもともとが同人誌内で掲載されていたものだからだろうか。2012/07/11
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