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中国の狙いは民族絶滅―チベット・ウイグル・モンゴル・台湾、自由への戦い

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784944235452
  • NDC分類 316.822
  • Cコード C0031

内容説明

中国が掲げる「中華民族」という政治スローガンのもと、チベット、東トルキスタン(ウイグル)、南モンゴル(内モンゴル)に代表される民族文化の否定、弾圧は五十年以上続いている。中国各地で起こるレジスタンス(征服者への抵抗運動)は、彼らの断末魔の叫びが、行動となって現出しているのだろう。台湾も、親中的傾向の強い馬英九政権が誕生し、中国に呑み込まれてしまう窮地に立たされている。本書ではチベット人、ウイグル人、南モンゴル人、そして台湾人である筆者が、それぞれいまもなお続く、中国の民族弾圧の真実、中国の脅威を語る。

目次

前書に換えて 迫る中国の脅威、日本とわれわれがすべきこと
チベット―踏みにじられた仏教国
東トルキスタン―シルクロードに散った独立国
南モンゴル―併呑されたもう一つのモンゴル
台湾―迷走する独立への道
座談 自由のための共闘
関連年表
解説に換えて 漢民族として日本国民として

著者等紹介

テンジン[テンジン][Tenzin]
チベット・アムド生まれ。高校生のときに亡命を決意。ネパール国境を越え、インド・ダラムサラへ。2000年に来日し、就職。チベットの人権問題解決のために尽力している

イリハム・マハムティ[イリハムマハムティ][Ilham Mahmut]
1969年、東トルキスタン・クムル生まれ。1991年、西北師範大学中国語文学部中退。2001年、来日。2008年、世界ウイグル会議日本代表に就任。ウイグルの人権問題解決に向けた活動を始める

ダシ・ドノロブ[ダシドノロブ][Dash Donorob]
1964年、南モンゴル・フフホト生まれ。1989年、東北師範大学外国語学部卒業。1997年、来日。2004年からインターネット上で数々の文章を発表し、中国政府の対南モンゴル政策を批判。現在、亜細亜大学法学部非常勤講師

林建良[リンケンリョウ]
1958年、台湾・台中生まれ。1987年、交流協会奨学生として来日。東京大学医学部博士課程修了。台湾団結連盟日本代表、メールマガジン「台湾の声」編集長、日本李登輝友の会常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

99
チベット、ウイグル、モンゴル、台湾。それぞれの国を出て日本に住んでいる彼らが語る、中国の真実。ダライ・ラマの本でもそうだったが、虐殺や拷問の方法は酷すぎて書けないという。その控えめにした話だけで私などは具合が悪くなり悪夢をみる。戦争だったらまだわかる。だが戦争ではない。侵略だ。言語や宗教を奪う暴挙。民族を根絶させるやり口。取り尽くされる資源。人の国で避難もさせずに恐ろしい数行う核実験。民主主義の譲れない一線は、すでに、いとも簡単に超えられている。2019/09/17

GAKU

29
中国の周辺部の4民族チベット、ウイグル、モンゴル、台湾が、中国人(漢民族)の侵略・人権侵害・民族同一化政策を受けて、いかに危機に瀕しているかを記述した本。来日してきた民族の方々が直接書いているので、その内容には真実性が高く、説得力もあります。この4民族に対する虐待・虐殺は日本のマスメディアは報道しません。中国共産党が内政干渉だと言う事にNHKや朝日新聞が遠慮しているとの事。本書にある中国の脅威・残虐性・捏造を私達日本人はもっと知らなければいけないと実感。ますます中国という国が嫌いになってしまった。2015/10/30

宇宙猫

23
★★★ ちょっと古い本だから書かれている状況よりは自治区の事は知られるようになってると思う。でも、台湾の事は全然知らなかった。それぞれの考えは弾圧されている側の人達だから、話半分くらいで読んでみるといいかな。2015/11/06

葛餅

2
知識が無すぎて下手に感想が…言えない…もっと勉強しなきゃ…関心持たなきゃ…。最近の香港のあれこれとかそう思ったんだけど。たまーにツイッターとかで「○○の現状を知って欲しい!」ってやつが流れてくるけどサラッとしか見てなかったし。現在進行形で植民地支配のようなものが行われているなんて、どのくらいの人が知っているのだろう?む、難し〜 !2009年の本だけどどのくらい今と違うのかな…無知!2021/08/20

テツ

2
中国の文化(文化大革命前の)や個人的なつきあいのある中国人の友人のことは僕も好きだけれど、現在進行形で民族浄化を行っているような中国という国自体に対して好意を抱いている人間が一定数存在していることに違和感。もう少しあの国の本質、中華思想という物の本質を知り理解する必要があると思う。アメリカが好きではないから中国と手を組もうとか言い出す年配の方がたまにいるけれど正気とは思えない。弾圧は他人事ではない。明日は我が身ですよ。2014/03/10

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