内容説明
全国２０都道府県、５５ヶ所を取材。両陛下をお迎えした国民の感動の記録。
目次
第１章 被災地ご訪問（高齢者も島に戻れた―東京都・三宅島；島鷹太鼓の響きよ、永遠に―福岡県・玄界島；「心の復興」五年の軌跡―北海道・奥尻島 ほか）
第２章 福祉に寄せられる御心（ハンセン病患者の手を優しく包み込まれて―岡山県・長島愛生園；だんじょかれよしの歌声の響―沖縄県・沖縄愛楽園；福祉に携わる人々に勇気と自信をお与えになられて―東京都）
第３章 苦難の歴史に光を（クロマツの森に甦った誇り―北海道・襟裳岬；くり返し返し思ひかけて―沖縄県・摩文仁；奄美群島の新しい朝―鹿児島県・奄美大島 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おサゲっち
4
豪雨被害に見舞われる中、読み進めた。 日本は実に天災が多い。その傷ついた人心に膝を寄せてそばまで添われる天皇陛下と皇后陛下。このお姿にどれほど被災された方々は励まされたことか。 昭和の御代では戦禍で荒れた国土をご巡幸いただき、国民は東京五輪で完全に自信を取り戻した。 この書では、天皇陛下のご巡幸を通じ、現地の方々の感動と復興精神の立ち上がりを感じることが出来る。また、古来から続く国見と日本国民の姿を、感情を抑えた若者の筆致で描かれているのも初々しい。2021/08/15
