内容説明
『1985年3月19日20時以降、イラン領空を通過する航空機は民間機といえども安全を保障しない』―イラン・イラク戦争のさなか、イラクのサダム・フセイン大統領が、突如警告を発した。イランの在留外国人は次々に出国するが、日本からの救援機も間に合わず、自国乗入れ機のない日本人は、各国航空機に「自国民優先」を理由に拒否され、取り残されようとしていた。タイムリミットが迫るなか、決断が下される。脱出を諦めかけていたその時、危険をも顧みず、日本人救出のために飛来したのはトルコ航空機であった。この立役者の1人である著者が、救出劇の舞台裏と、エルトゥールル号遭難事件から今日に至る、トルコが超親日国となった事由を挙げ、将来に亘る日本・トルコ両国の力強いパートナーシップを提案する。
目次
1 トルコ航空によるテヘラン在留邦人救出事件
2 オザルさんと私
3 日本の安全保障上、最重要な国トルコ
4 トルコが世界一の親日国になった5つの事由
5 トルコ人と日本人との組み合わせは最高
6 トルコはEUに入れるのか?
著者等紹介
森永堯[モリナガタカシ]
昭和17年(1942)生まれ。1965年、伊藤忠商事入社。1975年、同社アンカラ事務所(満6年)。1978年、同社アンカラ事務所長。1985年、同社イスタンブール支店長(満10年)。1995年、同社海外市場部長(トルコを含む海外134店統括)。1998年、同社中近東総支配人、同社中近東会社会長、社長(トルコを含む全ての中近東店管轄)。2001年、伊藤忠マネージメントコンサルティング社長(トルコ市場を含む)、2006年3月退任。1981~1985年、日本・トルコ協会常任理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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