内容説明
極初期、北海道、東北の円空仏から前期を詳述、各地に点在する円空仏によって中期、後期を外観し、円空仏の様式展開と確立を考察する。その為の資料として、円空仏の背銘、円空自筆文書、円空に関連した棟札、厨子銘、鰐口銘、墓碑銘等を活字化した。本書は、いわば円空仏紀行の序章であり概説でもある。
目次
第1章 円空仏・編年(造仏以前;前期・円空仏誕生(寛文三年・三二歳~寛文八年・三七歳)
中期・円空仏開眼(寛文九年・三八歳~延宝七年・四八歳)
後期・円空仏展開(延宝七年・四八歳~元禄八年・六四歳))
第2章 円空仏・資料(年号のある円空像の背銘;年号のある円空自筆文書;円空に関連した棟札;年号のある厨子銘・鰐口銘・墓碑銘;文書)
著者等紹介
小島梯次[コジマテイジ]
昭和41年名古屋大学文学部美学美術史卒業。円空学会理事長、全国木喰研究会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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