内容説明
本書は、入会権・漁業権・水利権を農民・漁民・住民に理解してもらうこと、及び理解した農民・漁民・住民が、それらの権利に基づいて無駄な公共事業に異議申し立てをするとともに、行政や裁判所や学者を監視するようになることを目的としています。そのために、第1篇では、インタビュー形式でわかりやすい説明を試みています。第2篇では、埋立・ダムと漁業権と入会権・漁業補償についてQ&A形式で体系的な説明を加えることをつうじて、第1篇の注の役割をも持たせています。
目次
第1篇 公共事業と総有の権利―入会権・漁業権は環境を保全する権利なんだ!(公共事業といかに闘うか;入会権が環境を保全する;総有の権利は誰のものか?;埋立・ダムと漁業権;「補償」とはなんだろう?;ダムと埋立をめぐる各地の事例;今後の展望と提案)
第2篇 「Q&A」早わかり“漁業権と入会権、漁業補償”(漁業権はどんな権利だろう?;埋立・ダムと漁業はどんな関係?;漁業補償はなんだろう?)