内容説明
オイゲン・ブロイラー、マンフレット・ブロイラー、ガエターノ・ベネデッティ、クリスチャン・シャルフェッテルなど、スイスの「チューリヒ学派」、あるいは「ブロイラー学派」と呼ばれた精神病理学・心理療法を深く研学してきた著者が、学派が歩んだ前世紀初頭から今世紀に至る100余年を、歴史・論争・時代背景・重要論文・交叉する研究者や哲学者などを紹介しながら、精神医学の核心を問うエッセイ集第2巻。
目次
第1章 精神分析をめぐる正統と異端、チューリッヒ学派
第2章 スキゾフレニア、チューリッヒ、ブルクヘルツリ
第3章 ブロイラーの理論
第4章 オイゲン・ブロイラー、人と思想
第5章 ブルクヘルツリの学問的業績
第6章 ブロイラー思想の継承者たち
著者等紹介
人見一彦[ヒトミカズヒコ]
1940年京都府生まれ。近畿大学名誉教授。近畿大学医学部精神神経科学教室主任教授、近畿大学日本橋診療所長、近畿大学臨床心理センター長、近畿大学国際人文科学研究所長などを歴任。精神医学・精神病理学に関する専門書、一般書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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