内容説明
オイゲン・ブロイラー、ガエターノ・ベネデッティ、クリスチャン・シャルフェッテルなど、スイスの「チューリヒ学派」と呼ばれた精神病理学・心理療法を深く研学し、長年精神科医として臨床の現場で多くの統合失調症患者に接してきた著者が、様々な症例を紹介しながら精神病理学的な考察のみならず、文学・哲学・思想・神話・宗教・医学・教育学・物理学など、分野を超えた世界像を引例しながら、人間存在の深淵を読み解く、珠玉のエッセイ集第1巻。
目次
アンドロメダ星雲が友だち
太陽を呑み込む
歯は何回も生えるのだ
時がすべてだ
石になれ!ボクはウンコだ
ボク、混沌です
ボク、鏡です
オトコ・オンナ
オト・オカアサン・オカ・オトウサン〔ほか〕
著者等紹介
人見一彦[ヒトミカズヒコ]
1940年京都府生まれ。近畿大学名誉教授。近畿大学医学部精神神経科学教室主任教授、近畿大学日本橋診療所長、近畿大学臨床心理センター長、近畿大学国際人文科学研究所長などを歴任。精神医学・精神病理学に関する専門書、一般書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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